日本画アーティスト 村上隆氏。
これまでにルイ・ヴィトン、VANS、シュウ ウエムラ、六本木ヒルズ等の企業ブランディングのプロジェクトや、カニエ・ウェスト、ファレル・ウィリアムス、ゆずなど、ミュージシャンとのコラボレーションでも知られ、最近では映像や映画の制作にも関わる日本を代表するアーティストです。
日本画において初の博士号を取得したことでも有名な彼の作風は、その鮮烈なまでの色彩感と日本のアニメーションを彷彿とさせる「お花」をモチーフにしたキャラクターデザインが特徴。
2005年にルイ・ヴィトンとのコラボレーション『ルイ・ヴィトン ミーツ ネオ・ジャポニズム』がプロデュースされたことで彼の名前を知った人も多いはず。さすがにこの時はアパレルに詳しくない私でも驚きを隠せませんでした。
今日はそんな彼が仏教の教祖 ブッダに常に付き添った500人の弟子を描く「村上隆の五百羅漢図展」を東京 六本木ヒルズ内の森美術館で3/6 (日)で開催、大きな話題を呼んでいるというお知らせです。
この「村上隆の五百羅漢図展」は、なんと14年ぶりになる氏の大型個展。
「五百羅漢図」は仏教で供養尊敬を受けるに値する 500人の人々を描いたもので、幕末の絵師狩野一信(1816〜63)によるものが有名ですが、今回のこの展示会には、村上氏を知らない多くの老若男女が訪れているとのこと。
昨年の10/31から今年の3/6までの長期開催ですが、開催2ヶ月弱ですでに来場者10万人を突破したそうです。
テーマがテーマだけに、現代アートに触れたことのない人にもその融合を楽しむきっかけになっているのですね。
また展覧会場のある六本木ヒルズでは、村上隆の代表的モチーフである「お花」が店内全体に溢れる「村上隆のお花カフェ」がヒルズ カフェ/スペースにオープン(〜1/31)しているほか、大きなフラワーボールやソファ等が展示販売される「村上隆のOHANA-OHANA-OHANA」がA/Dギャラリーにて開催(〜2/14)。
さらに六本木ヒルズ「WINTER SALE2016」(~1/11日(月・祝))のクリエイティブにも村上隆を起用、六本木ヒルズ全体が“村上隆”一色に彩られているのだそうです。
またなんと偶然なことに、現在徳川家の菩提寺 増上寺でも「狩野一信の五百羅漢図展」(〜3/13)が開催されているとのこと。
場所的にも六本木と芝公園という、そう遠くないところで同じモチーフを描いた作品展があるなんて本当に珍しいこと。
どちらも混雑が予想されそうですが、それでも一見の価値ある世界観を満喫できること間違いありません。
この週末は東京でアート散歩と洒落てみてはいかがでしょうか!
参照元:
「村上隆の五百羅漢図展」森美術館オフィシャルサイト内
「村上隆のお花カフェ」六本木ヒルズオフィシャルサイト内
「村上隆のOHANA-OHANA-OHANA」同上
イベント概要:
タイトル:村上隆の五百羅漢図展
会期 :2015年10月31日(土)-2016年3月6日(日)
会場 :森美術館(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階)
開館時間:10:00-22:00|火 10:00-17:00
*いずれも入館は閉館時間の30分前まで *会期中無休
入館料 :一般1,600円、学生(高校・大学生)1,100円、
子供(4歳~中学生)600円
*表示料金に消費税込
*展望台 東京シティビュー、屋上 スカイデッキへは別途料金がかかります。
編集長Y
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