●夏目漱石って誰だっけ?
「坊ちゃん」「吾輩は猫である」「三四郎」などの名作を多数執筆した明治を象徴する文豪 夏目漱石。
彼のことをご存知なくても「一つ前の千円札の人」と言ったらお分かりになるかと思います。
愛媛県松山市に赴任した熱血青年教師をモデルにした「坊ちゃん」は、実に4度に渡って映像化されるほどの人気。
ご存知の方も多いかと思いますが、漱石自身が松山市に教師として赴任していた経験があるので、これはおそらく彼の自伝に近いのではないかと思われます。
私が高校時代に「吾輩は猫である」を読んだときは「こんな昔にこんなにユーモアのある文章を書く人がいたんだ」と爆笑しながらも強い衝撃を受けました。
また、先日ご紹介した、チャンネル銀河放送予定の「坂の上の雲」のキャストの一人である正岡子規とも非常に関係が深く、同作でも漱石は登場しています。
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■来年はその漱石生誕150年・再来年は没後100年!
来年2016年はその漱石の生誕150年、また再来年2017年は没後100年。
そこで漱石にゆかりのある熊本や鎌倉など、各地の団体が「夏目漱石・記念年実行委員会」を結成、いろいろなイベントを企画・開催が始まっています。
今日ご紹介するのは、夏目漱石・記念年実行委員会が小中学生を対象に、夏目漱石をテーマとしたミュージカル上演やプロによるダンス指導、作品の朗読などを楽しむ参加型イベント「漱石アクティブワークショップ」第2弾を、2015年3月15日(日)に新宿区立新宿歴史博物館にて開催する、というお知らせです。
世界的な文豪、夏目漱石作品をテーマとした演目を行い、朗読や文章表現レッスン、ダンスやゲーム形式での演劇レッスンなど様々な身体の表現を学ぶことで、文学離れした世代に、文豪を身近に感じ、文章を書く楽しさ・知性を刺激し、感性豊かな未来の漱石を生む架け橋になれることを目的に企画されたこのイベント。
ワークショップはプロの俳優さんによる演劇表現を学び、自分でもトライ、最後には漱石作品を朗読、自分でも文章を書いてみて、作品の世界観を感じるなど、クリエイティブな内容が盛りだくさんです。写真からも子どもたちの熱気が伝わってきます。
前回2月に実施したこのワークショップ第一弾では参加者の子供たちはなんと5時間にもわたり非常に熱心に取り組み、大変な盛り上がりを見せたとのこと。
子供って正直だから、おもしろくなかったら絶対盛り上がらないと思うんですが、5時間集中して物事に取り組むことができたなんて、それだけ面白かったのでしょうね。
■来年からスタート!「漱石ミュージカル」参加出演者の募集も開始!
また、今回のワークショップ開催を皮切りに、夏目漱石の記念年である2016・2017年に上演する漱石ミュージカルメンバーの募集を4月1日より開始するという情報が入りました!
今回この「漱石アクティブワークショップ」第2弾開催を皮切りに、夏目漱石の記念年にオリジナルミュージカルを上演することを目的とした「漱石ミュージカル」メンバーの募集も開始、2015年4月1日より、新宿区にて月2回程度、定期的にレッスンを実施します。
お申し込みは、下記にメールもしくはお電話にてお問い合わせください。見学や体験も受け付けているそうです。
夏目漱石・記念年実行委員会 漱石アクティブワークショップ係
担当 : 森田、清水
Tel : 090-2315-4587 (森田)
E-Mail: sosekiws@gmail.com (清水)
日本を代表する文豪の作品を、頭とカラダを使って学ぶ。
元気に飛び回ったり、声を出して笑う、または真剣に考えて文章を書く。子供がなにかに夢中になる姿って、なぜ見てるだけで元気が出るんでしょうね。
これからの日本を担う子供たちにとって、とても価値のあるプロジェクトだと思います。
ワークショップの定員は30名。
踊りが好きだったり、音楽や文章を読むのが好きなお子さんのいる親御さんは応募してみてはいかがでしょうか?
もしかすると、将来みなさんのお子さんが日本を代表するミュージカルスターになるかもしれませんよ!
副編集長Y
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参照元
『子どものための「夏目漱石」アクティブワークショップ』夏目漱石・記念年実行委員会オフィシャルサイト
「 夏目漱石をテーマに身体と頭を動かす子供向けワークショップ 「漱石アクティブワークショップ」を3月15日開催!」@Press News
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