歴人マガジンのキュレーターとして、さまざまな切り口からの投稿が好評のレキシズル渡部首脳。
彼が主宰する歴史イベント「TERAKOYA」は、毎回異なるテーマをもとに、何人かの弁士が立ち代わりでプレゼンするというスタイル。
おいしいお酒を味わいながら、歴史の勉強ができると大好評のイベントで、過去何度も取材に行かせていただきました。
さて、今日ご紹介したいのは、2/13(土)に開催される「雑賀孫一(市)TERAKOYA」。
戦国時代、和歌山県周辺の地侍を率いて大活躍した、鉄砲を得意とするスナイパー(狙撃手)傭兵集団の頭領 雑賀孫一がテーマです。
当時の最新鋭兵器である鉄砲の製造技術をもっていた彼らは「雑賀衆を味方につけるかつけないかで戦の趨勢が変わる」というほどの強さを誇ったそうです。
戦乱の世、さまざまな戦国大名からの誘いを受けながらも、最後まで独立自尊の姿勢を崩さなかった彼らと十年にわたり徹底抗戦したのは、なんとあの織田信長。
彼らが天下布武にむけて破竹の快進撃を重ねていた最強の織田軍団と対峙したのはなぜか?はたして孫一率いる雑賀衆の運命やいかに?
戦乱の世に、独自の路線を歩んだ大変に個性ある集団の姿に、昨年「アーネスト・サトウTERAKOYA」で参加者を魅了した「キチエモン」こと安東康さんが弁士として迫ります。
「TERAKOYA」は、弁士がテーマに応じてパワーポイントを使ったスライドをトークと共に読み進めるスタイルですが、興味深いのは、弁士によってスタイルが異なりながらも、レキシズルのめざす「ポップに分かりやすく歴史を語る」というスタイルをしっかり踏襲していること。
今回弁士となるキチエモンさんは、前回もそうだったように「笑わせつつ泣かせる」という高度な語りに定評があります。
ファンの方が「まずは初心者でも楽しめるネタから入り、その後ベテランも ”え?そうなの?”というふうになるので、みんなが楽しめる」とコメントされているように、歴史に詳しくなくても楽しく学べ「学校の歴史の授業はこうあってほしい」というようなもの。
終了後は恒例、集まった方々と楽しくお酒を飲み交わしながら歴史について語り合える時間もあり、毎回終電近くになってフラフラ・・・という経験が何度かあります(笑)
とにもかくにもこの「TERAKOYA」、歴史に詳しくなくても参加でき、新しい仲間をつくるのには最高です。
真田丸で戦国に興味をもった方、ぜひご参加をオススメします!
●開催概要
「雑賀孫一TERAKOYA」
2/13(土)Open:18:00〜23:00 19:00〜プレゼンスタート
木戸銭(ワンドリンク付)
【事前予約】3,500円(事前予約ページ)
【当日】4,000円
場所
レキシズルスペース
東京都千代田区神田駿河台3-3 イヴビル3F(株)渡部商店オフィスの中にあります。
地図:http://www.nabesho.net/gaiyou/map.html
詳細は「レキシズルスペース」イベントページへ。
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編集長Y