江戸時代、京都における徳川家の居城としてその威風を誇った元離宮(もとりきゅう)二条城。
この二条城は、城跡全体が国の史跡指定を受け、二の丸御殿は国宝、その他各所は重要文化財、庭園は特別名勝でもあり、極めつけは1994年にユネスコの世界遺産に登録された「京都といえば御所と二条城」がメジャーな史跡としてはツートップとも言えるのではないでしょうか。
中学校時代の修学旅行以来、大人になって数年前に行きましたが、中学校時代と比べて歴史を知ってからのほうが、大政奉還が行われた大広間などが大変に想像力を掻き立てられて楽しかったです。
今日はこの世界遺産 元離宮二条城の「城主」になれちゃう!というなんとも凄いニュースをお知らせします。
元離宮 二条城では,平成23年度から約20年間、なんと100億円の経費をかけて本格修理事業を実施中。
その莫大な修理経費に充当するため、京都市では平成22年10月から「世界遺産・二条城一口城主募金」を募っています。
この募金の特典の一つとして,平成26年10月から平成27年3月までに募金をされた方の中から一日城主を決定し,5月29日(金)・30日(土)に世界遺産・二条城へ登城できるというものです。
選ばれるのは一日城主10組14名。
募金を半年に一度した人の中から、100万円以上の寄付者は全員、1万円以上の人は抽選によって選ばれ、普段は入れない大広間や黒書院の中に入って、大名気分を満喫できるというものです。
しかも1603年に入城した徳川家康公にちなんで、現代風にアレンジした羽織も身につけて登城すると、演出も凝ったものになっています。
なんといっても世界遺産で国宝、重要文化財で特別名勝ですから、文化財の保護及び観覧者の安全確保のため,撮影できる範囲を定めているそうですが、この取組では今までに見たことのない写真が撮れるという、ファンにとっては垂涎の企画ですよね。写真を楽しみに待ってみたいと思います。
この「一日城主」の企画は、まだまだ支援が必要。なんたって100億円ですから、それこそ多くの歴史ファンの支援がなければ大変な話。
寄付の募集に関しては、「世界遺産 二条城一口城主募金」のサイトををご確認ください。
次回の一口城主の撮影会には、あなたが羽織をまとって大広間の上座で写真に収まっているかもしれませんね!
副編集長Y
参照元:
「元離宮 二条城」オフィシャルサイト
「世界遺産 二条城一口城主募金」オフィシャルサイト
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