いよいよ年末もカウントダウン直前!
世の中はなんだか騒がしいですが、みなさんの2015年はどんな年で終わりそうですか?
みなさんご存知の通り人生の節目に何回かあるとされる「厄年」を、神社で清めお祓いしてもらう「厄払い」が慣習として根付いていますよね。
もちろん厄年でなくても、原因不明の体調不良や災難にあったとき、日本は人々はお祓いをするという風習を古来より生活に取り入れてきたのですね。
そんなお祓いの形式も、時代とともに変わるのが世の常。
今日は、なんとスマホで身体をこすって穢(ケガレ)を無料で祓い清めてもらえるという新しいWebサービス『スマホおおはらえ』が、大晦日の日に行う「年越大祓」の受付を行っているというお知らせをお送りします。
この『スマホおおはらえ』は、手のひらサイズの神棚「ていのり」や、神社を救うクラウドファウンディング「すうけい」など、ユニークなプロジェクトを手掛ける岡山県のナショナルデパート株式会社(以後同社)が提供する無料のwebサービス。
使い方は極めて簡単で、まずは「おおはらえ」内の年越大祓のページにアクセスし、氏名、年齢(数え年)、性別、特に気になることなどを入力。(参加証明メールが必要な場合はメールアドレスも入力)
その後画面上に表示させた人形(ひとがた)で身体をまんべんなくこすり、画面上の人形に息を大きく3回吹きかけて「罪や穢を送信する」ボタンをタップするだけ。
送られた祈念内容は、複数名分ずつまとめてプリントアウトされ、同社の氏神神社へ持ち込み。
12月31日の16時より神職の方が「大祓詞」を奏上し祓い清め、のちに浄火でまとめてお焚き上げしてくれるそうです。
写真のとおり人形は木から紙に変わったものの、人形に穢を拭きとってもらい、それを燃やすことで厄払いをするという神事は、古く奈良時代からのれっきとした形式。
ちょっとスピリチュアルな話になりますが、スマホなどの電波を介して繋がる端末には、人の念や思いが入り込みやすいと言われているだけに、今回の「おおはらえ」もそれなりに根拠や効果があるものだと言えるでしょう。
さらに歴人マガジンでこのサービスをご紹介したのは、同社のこのサービスを応援したかったからなのです。
同社では日本に古来からあった地域の神社と、それを敬う氏子とのコミュニティが、近年崩壊しているという現状を憂い、インターネットを活用して神事を身近に感じてもらうことで、昔から地域で守られてきた神社を中心とするコミュニティの復活を願ってこのサービスを開始したそうです。
確かに少子高齢化や人口減少によって、地域のコミュニティの存続が難しくなっているのは事実。
その意味でも、特に若年層を中心とした多くのスマホユーザーが、日本古来の神事に親しんでもらうことは、神社というものの存在を再認識し、地域のコミュニティ存続を考えるきっかけとして、とても必要なことだと感じます。
あなたもこの「おおはらえ」で今年の厄をスッキリ洗い流して、気持ちも新たに新年を迎えてみませんか!?
参照元:
『おおはらえ』年越大祓2015ページ
「厄祓(やくはらい)について」明治神宮オフィシャルサイト
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副編集長Y
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