昨年秋にため息の出るような紅葉の美しい姿をこれでもか!と見せてくれた佐賀県武雄市の国登録記念物「御船山楽園」。
佐賀・鍋島藩の第28代武雄領主・鍋島茂義公が、日本を代表する狩野派の絵師を京都から招いて完成予想図を描かせ、約3年かけて1845年に完成させた池泉回遊式庭園で、既に170年もの歴史をもち、人々に親しまれています。
昨年10月は、この御船山楽園で開催された「紅葉まつり」開催のお知らせを記事として紹介しましたが、半年後の今日、今度は春の「花まつり」をご案内します。
3/18から開催されたこの祭りは、5/8(日)までの期間中、7万人の人出で賑わうお祭り。
年間約20万人の来場者のうち、秋の紅葉まつりが10万人ということですから、春と秋で実に9割近くの人がこの数ヶ月に集中するという、ビッグイベントの一つということになります。
園内では2千本の桜、夜は九州最大規模の桜のライトアップ、そして花々がバトンを繋ぐように20万本のつつじ、樹齢200年の大藤が園内を彩るというのだからハンパありません。
アイキャッチ画像でもお分かりかと思いますが、動画で見るとより一層美しい。
まずはご覧になってみてください。(0:59)
つつじは「久留米」「平戸」など、なんと約20万本。
アイキャッチ画像は夜のライトアップです。
さらに萩野尾御茶屋脇の、推定樹齢170年の大藤など、早春から初夏にわたるイベント期間を通じて、花々のリレーが繰り広げられます。
昼は自然の光で、夜はライトアップで楽しめるのですから、ホント初夏までのあいだ、1日中これを眺めながら暮してみたい、まさに桃源郷ですね。
しかしなんとそれも可能っちゃ可能なんです!
同敷地内には宿泊施設、御宿竹林亭と御船山観光ホテルがあり、ここに宿泊のお客様は、閉門後の22時より園内にある萩野尾御茶屋(22時から25時まで)が茶屋バーとなり、お酒を愉しむことができちゃうんだって!!!
ところで鍋島藩といえば「武士道とは死ぬことと見つけたり」という歴史ファンならずとも聞いたことがある一節が記された「葉隠」で有名。
この「葉隠」とは、江戸時代に佐賀鍋島藩士 山本常朝の武士とはかくあるべし、という教えをまとめた書物で「鍋島論語」と呼ばれ、現代でもよく取り上げられていますね。
その激烈な教えが浸透していた鍋島藩士達も、おそらく死後の世界はこのような極楽浄土に行けるはずだ、と思いながら日々の精神鍛錬を行っていたんじゃないか・・・と勝手な妄想をしてしまうほどの美しさ。
一度は私も行ってみたい。そして可能なら宿泊して、このライトアップを眺めながら一献を傾けてみたいものです。
★花まつりイベント概要
開催期間
2016年 3月18日(金)〜5月8日(日)
※昼の入園時間 8:00〜18:30
※夜の入園時間 18:30〜22:00
・入園料 (昼夜・各)
(3月18日〜4月15日)大人600円/小学生250円
(4月16日〜5月8日)大人700円/小学生300円
※大人は中学生以上、子供は小学生まで。
所在地 〒843-0022 佐賀県武雄市武雄町武雄4100
TEL [一般お問合せ用]☎0954-23-3131(御船山観光ホテル)
アクセス JR佐世保線武雄温泉駅から嬉野温泉行きJRバスで約12分、「御船山楽園」バス停下車すぐ
※駐車場:無料駐車場あり(バス15台・乗用車150台)
参照元:
「御船山楽園」オフィシャルサイト
「御船山観光ホテル」オフィシャルサイト
「御宿 竹林亭」オフィシャルサイト
PRTimes
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編集長Y
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