関ケ原の合戦といえば徳川家康を総大将とする東軍と石田三成を中心とする西軍が争った、日本を二分する大戦です。学校の授業でも必ず習う、日本史上においても重要な歴史上の出来事です。
天下分け目の舞台となり、今も当時の息遣いが聞こえてきそうな岐阜県関ケ原町で、10月15日と16日の2日間、関ケ原合戦祭りが開催されます。戦国の世の幕引きにふさわしい躍動感あふれる2日間となっています。
関ケ原合戦祭り、初日はダンスやライブで盛り上がる!
初日15日(土)、注目は「関ケ原の合戦」や「本能寺の変」など、歴史上の出来事をモチーフにしたダンスでブレークした、エグスプロージョンのライブです。
ネット上で大活躍した彼らのダンスが間近で見られるチャンス!関ケ原で見る生のライブではどんな盛り上がりを見せてくれるのでしょうか。
徳川家康と服部半蔵忍者隊のパフォーマンスにも注目です。
服部半蔵といえば忍者!忍者といえば忍術!というわけで華麗でアクロバティックな演武が披露されるそうです。変幻自在の忍者ワールド・・・気になりますね。
【 青い目のNINJAも! 服部半蔵忍者隊 】
その他にも、女性3人グループの関ケ原女性武将隊 巴組や、戦国時代に関連した歌手たちによる恒例の関ケ原戦国ライブなど盛りだくさんです。
メインイベント・関ケ原合戦絵巻で1600年にタイムスリップ
2日目の16日(日)は関ケ原合戦祭りのメインイベント、関ケ原合戦絵巻2016が行われます。甲冑姿に身を包んだ勇壮な武者たちが「布陣パフォーマンス」「全軍武者行列」「関ケ原合戦絵巻」の3つのパートで関ケ原の合戦を描きます。
布陣パフォーマンスでは、石田三成や大谷吉継などの西軍5隊と、徳川家康や福島正則などの東軍4隊が各所に布陣し軍議と『合戦』が行われます。軍議とは来場者との記念撮影のことで、合戦とはフリーパフォーマンスのことです。来場者と合戦出演者との距離を近くに感じることができるイベントとなっています。
全軍武者行列は、石田三成が陣を置いた笹尾山の会場から徳川家康最後陣地のある陣場野公園まで130人以上に及ぶ甲冑武者の行軍です。
大谷吉継は史実通り輿に乗っての行進となるそうで、その再現度にも注目ですね。
そして、メインイベントの中でもさらにメインともいえるのが関ケ原合戦絵巻です。
毎年違ったテーマの演目が披露されますが、今年は「大一大万大吉~君死に給うことなかれ~」と題し、大河ドラマ「真田丸」でも豊臣家の忠臣として印象的だった石田三成を主人公に物語が展開されていきます。
不器用ながら愚直に豊臣政権に忠誠をつくし、西軍を指揮していた三成。東軍に敗れ処刑されてしまいますが、合戦絵巻ではどのように描かれるのでしょうか。期待せずにはいられません。
また今年の関ケ原合戦祭りはNHK大河ドラマ「真田丸」で石田三成役を好演した山本耕史さんが登場!
スペシャルステージではどんなお話が聞けるのか楽しみですね。
山本さんは全軍武者行列にも参加されるそうなのでお見逃しなく!
【三成ロスに朗報!】山本耕史in関ケ原「笹尾山で三成を語る」
関ケ原合戦祭り2016
開催日:2016年10月15日(土)、16日(日) 10時〜16時
※雨天決行
会場:岐阜県不破郡関ケ原町
HP:関ケ原歳時記「関ケ原合戦祭り2016」
祭りのあとも終わらない!関ケ原スペシャルウィーク
そして、見逃してはいけないのが15日から23日まで開催されている「関ケ原2016第3弾~石田三成~」です。
石田三成をイベントのメインテーマにして、シンポジウムやステージイベント、グルメバトルなど家族で気軽に楽しめるものから、じっくり見て回れるものまで盛りだくさんの内容となっています。
特に全国の有力大名が集結した関ケ原ならではのイベントといえるのが、関ケ原七武将ガイドウォーキングです。
関ケ原七武将(徳川家康・黒田長政・福島正則・石田三成・島津義弘・大谷吉継・小早川秀秋)にゆかりの場所を1日1ルートずつ巡るイベントで、それぞれの隊がどのように考え、どのように行動したのか・・・実際の現場を見ながら追体験ができるので、ファンにはうれしいイベントとなっています。
例えば・・・
16日(日) 島津義弘の選択 敵中突破はいかに 退き口ルート
17日(月) 徳川家康 本陣は桃配山から陣場野へ 決断ルート
18日(火) 福島正則 我こそ豊臣 我こそ先陣 進撃ルート
19日(水) 大谷吉継 藤川台での10日間 小早川迎撃ルート
20日(木) 小早川秀秋の躊躇 勝敗を分けた松尾山ルート
21日(金) 石田三成が選んだ関ケ原 決戦ルート
22日(土) 黒田長政の策 竹中と共に歩む 軍師ルート
うーん、どれも参加してみたい!!
※参加費500円、要事前申込み(申込の詳細はこちら)
(各回40人定員)
イベント盛りだくさんな関ケ原合戦祭りに加え、関ケ原2016第3弾~石田三成~も開催され、戦国時代の雰囲気にどっぷり浸れること間違いなしです。
日本各地から様々な思いを胸に武士たちが参集し、悲喜こもごも入り乱れた関ケ原。同じ場所に立ってみれば約400年前に駆け抜けた彼らの思いに少し近づけるような気がしますね。
(編集部)
参照元
岐阜県公式HP
みる!しる!かわる!関ケ原 ―関ケ原古戦場グランドデザイン公式サイト―
関ケ原観光WEBサイト
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