はい、行ってきました!
歴史をpopに学べて絶対面白い!と勧められた『TERAKOYA』に、編集長K、やっと行ってまいりました。
感想を一言で表すと、ドキュメンタリー映画を見たような満足感のあるイベント!
teacherのトークで、用意されたプレゼン資料へ、ぐいぐいと引き込まれていくのです!
笑いありの内容の中でも、しっかりと知識をつけることが出来、後味の良い感じ!
今回の参加者はざっと40名超え、女性が多く、今回最年少の小学校3年生も参加!
この日のイベントタイトルは、『江戸かがくTERAKOYA 「密命の日本地図」編』
伊能忠敬さんのお話。
伊能忠敬と聞いて、みなさん、何を思い浮かべますか?
歴史ビギナーの私でも、あ、地図の人!と言う事だけは頭に浮かびました。
さて、プレゼンの内容を少しだけご紹介。
伊能さんは大図・中図・小図と3つの地図を残していますが、なんと本当にやりたかったのは、子午線1度の距離を測量するということ。
一度が分かれば、360倍して円周が分かるんです!そんな思いを胸に。
伊能さんはある方に弟子入りして測量を学びます。
お師匠さんの年齢はだいぶ年下。普通は逆の立場だと見えるくらい。
(ここでの例が長嶋茂雄さんと松井秀喜さん。長嶋茂雄さんが松井秀喜さんに弟子入りしたようなものだと。分かりやすい(笑))
ただし、子午線1度を測量するというのは蝦夷から江戸までを測量しないと分からないような難題。。
しかし、お師匠さんはある時、その時代の世情を考慮して、伊能さんにその難題に挑戦できるようなチャンスを与えます。
伊能さんに蝦夷地で測量をさせるのです。
チャンスを与えられた伊能さんは、もちろん頑張ります。日本東半分を測量しちゃいます。
その結果を評価され、なんと子午線を計測したかった伊能さんは日本列島西半分も測量することになります。
ちなみに伊能さんの歩幅は69cm。
約4万km≒地球1周分を歩いたそうです。ひえ~!な距離!
(はい、ここで日本を歩いて回っていた、かの有名な水戸光圀さん、あの方は一体どの程度歩いたのか!?1191kmと言う事で、伊能さんのすごさが際立ちます!そんな紹介も挟まれます(笑))
この測量途中でお師匠さんが亡くなってしまうと言う事がありましたが、東日本を3年、西日本は11年かけて、伊能図を完成させました。
もちろん、その結果、子午線1度の測量を遂げ、地球の円周を算出、かなり正確な数値なんです!!
測量方法なんかの説明もありましたが、あんな器具で、現代の地図とほぼ変わらない地図を完成させるなんて神業ですよね。
正確に言うと、伊能図は伊能測量隊によって完成されましたが、伊能さんはあと少しのところで亡くなってしまったようです。
しかし、その死は隠され、伊能図は伊能さんの手で完成されたとしたと。
測量隊、良い人~!と思いながら、音楽が流れる中、エピローグを聞き、なんとも感動的にプレゼン終了されました。
ドキュメンタリー映画完結な感じ。
プレゼンが終われば参加者の交流が始まります。
顔なじみの方が居れば、全くそうでない方も。
(バーカウンターにて)
このTERAKOYAはお酒を飲みながら話を聞くスタンスなので、みなさん良い気分に出来上がっているわけです。
teacherとも写真が撮れます!話も聞けます。
なんと、この日は伊能家のご子孫の方も参加されていて、伊能忠敬直筆の書物をご持参頂きました!
貴重なお品です。
またイベント会場はモダンな畳敷きですが、参加者は着物を着ている方もチラホラ。
男子の着物姿萌えしちゃいます。
着物?ではない、こんな参加者の方も!
小学校3年生の参加者さんはteacherに挟まれ写真を撮っていました。
イベント終了後も、会場ではアルコール飲みながら、終わらない歴史トークが続き・・
歴史が話せる友達が欲しい!という方は、是非このTERAKOYAというイベントに参加されると良いと思います。
次回は11月23日(日)今年最後のプレゼン(たしか、、詳細はサイトでご確認ください)
参考:レキシズル
訂正とお詫び
記事内容について、以下に誤りがあり、修正させて頂きました。
1.松井秀樹→松井秀喜
2.伊能忠敬のご子息→伊能家ご子孫
ご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。何卒ご了承の程、宜しくお願い致します。
歴人マガジン編集部
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