「国士無双」これって決してマージャンの「役満」の名前だけではないんです。ちなみに私はまだ上がったことがありませんが。
この他にも、切羽詰まって後ろに引けない状況を表す「背水の陣」や、孤立して助けがいない状況の「四面楚歌」などの「故事成語」は、紀元前200年ごろに中国の覇権をかけて争った永遠のライバル「項羽と劉邦」の物語から生まれたものなのです。知っていましたか?
「国士無双」は、この物語で劉邦の将軍として活躍した韓信のことを称している故事成語。
こちら「国に並ぶものがいないほどの優れた人物」という意味ですが、この韓信くん、当初はかなりダメダメなヘタレくんだったようで、戦乱のさなか劉邦軍から逃げ出したこともあるらしい。
そんな韓信を追いかけて隊列を離れた蕭 何(しょうか)という人が劉邦に「なんで逃げたのか」と突っ込まれ「韓信のようなものこそ国士無双だ」と答えたことからできた言葉。
その後韓信は将軍にまで登り詰める大出世を遂げます。まだヘタレだった韓信の潜在能力を見抜いていた蕭何が素晴らしいですね。
韓信はその後将軍として連戦連勝、諸国を平定していきますが、ある戦の際に川を瀬にして取った布陣が「背水の陣」なのですね。
通常考えたら、踏みとどまる以外に策のない川を瀬にした布陣は愚の骨頂ですが、韓信はここで大勝を収めます。
何が勝利した理由だったのか??と謎は深まり、その秘策を知りたくなります。
そして最後の「四面楚歌」ですが、これは話しちゃうと、これから「項羽と劉邦」を知る人にはネタバレになってしまうので、今回は書かないでおきます。
語るも涙、聞くも涙・・・・ううう・・・・言いたい。でも言えないでおきます。
なぜならこの「項羽と劉邦」を描いた『項羽と劉邦 KING’S WAR』がチャンネル銀河で12月7日(日)「スカパー!無料の日」に先行2話分無料放送されるからです。
しかも今回は放送記念と称しプレゼントキャンペーンも開催中。詳しくはこちら http://www.ch-ginga.jp/present/
私は「国士無双」は嬉しいが、「四面楚歌」「背水の陣」は使わないシチュエーションを希望したい(笑)
今度の選挙でも彗星のごとく「国士無双」が出てきてくれたらいいなあ・・・とお祈りしたい気分の副編集長Yです。
参照元:「今月のプレゼント」チャンネル銀河
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