以前にも「鎧甲冑制作所」さんの記事を紹介した歴史系のペーパークラフト。
やはり好きな人が思いを込めて製品化するだけあって、細かいところにまでこだわったクオリティの高い商品ばかりでびっくりします。
今日ご紹介するのは、城や戦艦のペーパークラフトを手がける岐阜のファセットさんの商品。
ファセット代表、いやご自身で「総帥(!)」名乗られている代表の石原さんは、以前設計技術者の派遣会社にお勤めのサラリーマンから、歴史好きが高じてこの前例がほとんどない「ペーパークラフト専門メーカー」として起業されたそうです。
百聞は一見にしかず。その素晴らしく精巧な出来映えをご覧ください。
まずは彦根城と熊本城!
いかがですか?凄いでしょう??
総帥がファセットを立ち上げてビックリしたのは、お城の模型には正確なスケールモデルはほとんどなく、写真を見て設計していることだったそう。
ならば後世にも残せる正しい模型をペーパークラフトで設計して残そう、と思い立ったという総帥、素晴らしい志です!
自らを「歴史オタク」と語る総帥。
歴史好きのきっかけとなった大河ドラマは今でもDVDを借りてくるほど好きなんだそうで、そこからこの壮大な城コレクションが生まれていったのだと思うと、感無量。NHK の大河ドラマを作ってる人に聞かせたら感涙ものでしょう。
また総帥は同時に軍事オタクでもあり、これもまた精巧な自衛隊の護衛艦や戦闘機のコレクションも充実。
番外編では火縄銃や槍、竪穴式住居や戦国合戦のジオラマまであるんですから、この精巧な部品を作って商品化するのにどれだけの時間がかかったんだろう・・と思います。
これ自分で作れたら面白そうだな〜。でも作るのはさぞかし大変なのだろうな・・と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、そこはしっかりとしたサポート。
オフィシャルサイトには、作り方の基本的な動画や、部品のオーダーシステム、またファセットのファンの作品紹介もあり、みなさんのクオリティ高い作品を楽しみながら挑戦しています。
ところでこのファセットさんについてですが。
自社の理念を「日本の歴史・文化をペーパークラフトを通じて未来へ遺し、地域の歴史・観光活性化に貢献する。」と定め、社訓は「自画自賛〜自分でも褒め称えられるモノを創る。自画自賛できないモノは世に出すべからず」というもの。
最初はこの社訓にちょっとビックリしましたが、これは「自分に厳しくなければ商品としてこの世で勝負できない」という自らへの厳しいハードルなんだなあと感心しました。
今後は全国のお城を出来るだけたくさんモデル化する予定、特に、ペーパークラフトだからこそ実現できるようなお城や、城門や多聞櫓なども商品化したいそうです。これはレアファンにはたまらない朗報ですね。
「このような商売度外視した計画は通常の企業ではありえないことなので私の使命だと思っています。」と語る石原総帥、まさに現代に生きる戦国武将のようなアツい方でした。
その志、歴人マガジンでも応援させていただきます!
その他の商品も下記オフィシャルサイトにてんこ盛り!どうぞ存分にお楽しみください。
副編集長Y
参照元:
「ファセット」オフィシャルサイト
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