みなさんこんにちは!連休はいかがでしたか?
私といえば、人混みが苦手なのでどこにも遠出はしなかったのですが、連日友人と会食、しかも5、6日と友人のイベント手伝いでなんだかあっという間に終わってしまいました・・・
連休も終わり、いろいろな歴史イベントもちょっと一休みでしょうか。
そんな今日は、仕事に戻った私にも大変嬉しい「広重 東海道五十三次」のデジタルデータがなんとフリーで提供されたというニュースをお伝えします。
●正式には「歌川広重」だって知ってた?
さて、歴史的にも本当に貴重で有名な「東海道五十三次」。
スタートの江戸(日本橋)からはじまり、ゴールの京都のあいだにある53箇所の宿場町を描いた計55枚の木版画は、歌川(安藤)広重の手により作られました。
ともすると「安藤」のほうが有名なんじゃないか?と思ったりしますが、安藤は生まれた家の本当の苗字で、号である広重とは合わせて使うことはないそうで、歌川広重と呼ぶのが一般的だそうです。知ってた?
彼は江戸時代の絵師として大きな潮流をつくった歌川一派の一人、歌川豊広に学び、広重を正式な号として与えられました。
この東海道五十三次のほかにも「六十余州名所図会」「江戸名所百景」などの風景版画を残し、その素晴らしいカラーと構図、繊細なラインなどは、ゴッホやモネなどの画家にも大きな影響を与えました。
●世界的な代表作「東海道五十三次」が無償のデジタルデータで提供!
さて今回、これらのデジタルデータを無償で提供してくれるのは、「著作権フリー」の言葉を作った株式会社マーユ(東京都)。
レザー製品や、精巧なゴムのお面(!)などの商品販売事業のほか、著作権フリーのデジタルデータ展開を行っています。
コンテンツ制作にすぐに使える500ピクセル72dpiの画像データで色補正などの編集済み。
違法行為や公序良俗に反しなければ、一切の制限なく、こちらのサイトから自由にダウンロード、使用できるんだそうですよ!!!
特に歴人マガジンを運用してから、改めて日本の伝統技術・文化の素晴らしさを知る機会が増えました。
しかし画像などは著作権の問題があるため、手間や時間がかかるケースが多々あります。
その意味において、このように価値のある作品を色補正して出してくれるというサービスは大変便利で助かりますし、何よりいろんな人が広重の素晴らしい作品に、多くの人が気軽に触れられるきっかけができるということは、日本文化を新しい時代へ引き継ぐ大変価値のあることだと思います。
このマーユさんでは、日本の魚類約1,000種類の画像データも著作権フリーで提供しているんです。
魚好きにはたまりませんね。
さて、この「東海道五十三次」のデータ、今後も歴人マガジンで活用させてもらおうっと!
歴人のみなさんもいかがですか?
副編集長Y
参照元:
浮世絵著作権フリー作品「東海道五十三次」
DreamNews 株式会社マーユ プレスリリース
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