戦国武将のなかでもずば抜けたカリスマをもつ織田信長公。
もともと尾張名古屋の戦国大名から名を興し、桶狭間の戦いで今川義元を破ってから、足利幕府第15代将軍足利義昭を奉じて上洛、その後足利幕府を事実上滅ぼし、破竹の勢いで天下に駆け上がるものの、明智光秀に討たれ、その生涯を終えました。
その信長公が存命中、かつての義父である斎藤道三が治めていた美濃を併合し、井ノ口を岐阜と名付け、岐阜城を造営したのが1567年。
つまり再来年の2017年は、信長公が岐阜に入城して実に450年目という大きな節目の年。
そこで岐阜市が呼びかけ、今年の4月より2年後の実現にむけたビッグプロジェクト「信長公450プロジェクト」が始動しました。
参考:「信長公450プロジェクト」始動 岐阜市役所プレスリリース(PDF)
岐阜市によるとこのプロジェクトは、2017年までの3年間を、「土台作り」「実践・誘客」「ブランド化」という3つのステージに分け実現をめざすというもの。
そこで「土台作り」の本年は、5つからなる官民参加のステップに分かれて進行するわけですが、その第一弾としてこのプロジェクトの「ロゴマーク」および「キャッチフレーズ」を5月29日(金)必着で公募しています。
公募要項はこちら(PDF)
応募資格はこの公募の趣旨をご理解いただける方ということでほぼフリー。
同一人による3点までの応募ができ、ロゴのみ、キャッチフレーズのみ、また組み合わせでも可能なのだそうです。
応募作品の条件にあった「信長公と岐阜市をイメージできるような親しみやすいもの」という項目に、信長公のイメージ(例)と記載して「変革・挑戦」といった言葉が使われていること。
それぞれ人によっても違うとは思うものの、私から見た彼のイメージは、やはり前時代的なものに対する強烈なアンチテーゼでもあるわけで、それを応募する人がどのように表現するかに興味があります。
一般の方が対象の公募で、ロゴとキャッチフレーズでそれぞれ最優秀賞1点、優秀賞はロゴは2点、キャッチフレーズは1点が選ばれるそうですが、最優秀賞に選ばれた場合は、副賞として10万円の図書カード(優秀賞は5万円)も出るそうです。
みなさんの信長公は何色?かたちは?質感は?など、クリエイターの腕の見せ所ですね。
さて、今回5月29日締切の第一弾は以上ですが、これから続々と新たな公募が8月31日まで続きます。
第2・3弾は岐阜市のオフィシャルサイトに登録する信長公関連の観光土産品、および開発事業者の募集(6月30日締切)。
これらは主に岐阜県内で観光土産の事業を営む事業者を公募、審査により選ばれた事業者さんは商品を市公認のもとで登録できたり、さらに開発事業者として助成を受けることが可能とのこと。
第4・5弾はプロジェクトのイベントアイデアや、協賛事業の募集(8月31日締切)。
広く市民からアイデアを募集したり、このプロジェクトに参加する市内事業者さんを募集するというものです。
事業者さんは岐阜市内という条件はあるものの、ロゴおよびキャッチフレーズ、アイデア募集はどこにいても参加できますし、これでもし選ばれた際は、かなりの注目を浴びる可能性大。
なんといっても「織田信長公 岐阜入城450周年記念事業」という、ビッグプロジェクトに関われるわけですし、まさに未来に渡って信長公とともに「歴史に名を残す」ことができるわけですからね。
腕に頭に商品に自信のある織田信長公ファンの方、トライしてみてはいかがでしょうか?
副編集長Y
参照元:「信長公450プロジェクト」岐阜市役所 オフィシャルサイト
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