「武士道とは死ぬことと見つけたり」という歴史ファンならずとも聞いたことがある一節が記された「葉隠」。
この「葉隠」とは、江戸時代に佐賀鍋島藩士 山本常朝の武士とはかくあるべし、という教えをまとめた書物で「鍋島論語」と呼ばれ現代にも学ぶところがある書物として高い評価を受けています。
この厳しい教えを生んだ佐賀鍋島藩35万7千石は、外様藩として薩摩、長州、土佐と並び「薩長土肥」と呼ばれ、明治維新の原動力になった雄藩です。
さて今日は、その鍋島藩ゆかりの国登録記念物 御船山楽園(佐賀県武雄市)で11月1日(日)から12月6日(日)まで開催される「紅葉まつり」のお知らせです。
夜間にはライトアップされるその見事な紅葉を楽しみに、毎年10万人もの人が訪れる「秋のメインイベント」なのだとか。
年間来園者が20万人のうち、この1ヶ月に半分の10万人が来ちゃうっていうんだから凄い。
この紅葉まつりがどれだけ人気があるのか分かります。
会場の御船山楽園は、佐賀・鍋島藩の第28代武雄領主・鍋島茂義公が、日本を代表する狩野派の絵師を京都から招いて完成予想図を描かせ、約3年かけて1845年に完成させた池泉回遊式庭園。既に170年もの歴史をもち、人々に親しまれています。
なんと東京ドーム約10個分にあたる約15万坪の敷地内には、ツツジや桜、モミジなど数十万本の植物が植えられており、四季折々に美しい花を咲かせます。2010(平成22)年2月22日に、佐賀県初の国登録記念物(名勝関連)に認定されました。
ご覧になっていただければお分かりの通り、どこを撮ってもとにもかくにも美しい紅葉。
11月1日から開催の昼間開放のほか、夜間の紅葉ライトアップは11月7日(土)〜11月29日(日)までの23日間に渡り開催。
庭園各所を周回できるよう散策路を明りで照らすことで、池泉回遊式庭園ならではの紅葉狩りを楽しめるそう。
なんといってもこれだけの広さの庭園、ウリは「眺望バリエーションの豊富さ」と庭園を管理する御船山観光ホテルが胸を張っていうだけあります。確かに写真を見る限りでも全てが恐ろしいまでの美しさです。
ライトアップは昨年までは庭園名物である「樹齢170年の大モミジ」まで約30,000坪(99,000㎡)のスケールでしたが、今年は更にエリアを拡大し、約40,000坪(132,000㎡)と日本最大級の庭園ライトアップを満喫できるそう。
昨年まで来ていた方々も、今年は夜艶やかに咲き誇る新しくライトアップされた紅葉を思いきり堪能できます。
しかもこの御船山楽園の敷地内にはレストランと茶屋、また御宿 竹林亭、御船山観光ホテルという二つの宿泊施設まで完備。
お祭りの期間中はたくさんの人で賑わうこと間違いありませんが、それでも泊まってみたい。。
宿泊者の方は入園料が無料になるというのも嬉しい限りです。
いやあ、こんなに素晴らしい紅葉、なかなか堪能できないだろうなあ。
遠く九州ではありますがいつかは必ず行ってみたい、そんなお祭りですね。ぜひお出かけください!
副編集長Y
参照元:
「紅葉まつり」オフィシャルサイト
「御船山観光ホテル」オフィシャルサイト
「御宿 竹林亭」オフィシャルサイト
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★イベント概要
開催期間
11月1日(日)〜12月6日(日)□昼8時~17時30分 雨天開催
11月7日(土)〜11月29日(日)□夜17時30分~22時 雨天開催
開園時間 □昼 8時~17時30分 □夜 17時30分~22時(「紅葉ライトアップ」期間中は開園時間延長)
所在地 〒843-0022 佐賀県武雄市武雄町武雄4100
TEL [一般お問合せ用]☎0954-23-3131(御船山観光ホテル)
アクセス JR佐世保線武雄温泉駅から嬉野温泉行きJRバスで約12分、「御船山楽園」バス停下車すぐ
入園料
□昼 □夜 各 大人(中学生以上)600円、お子様(小学生)300円
□昼 □夜 共通券 大人(中学生以上)900円、お子様(小学生)400円
※駐車場:無料駐車場あり(バス15台・乗用車150台)
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