平安時代の陰陽師・安倍晴明公をまつる晴明神社(京都市上京区、宮司:山口 琢也)。昨年開始し好評だった正月注連飾り(しめかざり)の授与を、今年も11月1日から開始しました。
晴明神社の正月用注連飾り
注連飾りは、歳神様をお迎えするにあたり、邪気や魔が入って来ないようにするいわば結界のようなものです。
晴明神社では、注連飾りを丁重に神前にて大麻(おおぬさ)で祓い清め、来年一年間の家内安全の祈祷を施しています。
ポイントの①五芒星は晴明桔梗とも呼ばれ、晴明公がはじめられた陰陽道に用いられる魔除・厄除の呪符のひとつ。清々しい新年に魔が入らないようにするためのものです。
また、来年平成30年は六十干支でいうところの戊戌(つちのえいぬ)歳ということで、②歳の寿ぎ(ことほぎ)には「迎春 戊戌歳」と記され、戊戌の年を祝っています。
四本の③水引は、偶数で陰を、三本(奇数)で陽を表すことで、陰と陽の和合を保っています。
宮司である山口さんは「正月に歳神様をお迎えするにあたり、神棚、玄関、床の間などに注連飾りを飾ります。かつては車のフロントグリルにも注連飾りが付けられていました。今ではあまり見られなくなった風習ではあり寂しさを感じます。祈祷を施した「正月用注連飾り」を12月25日を過ぎた頃より門先にかけて、すこやかな一年間をお迎えいただきたくお祈り申し上げます。」と語ります。
確かに、最近では注連飾りを飾る方も少なくなってしまったかもしれませんが、晴明公のパワーをいただけそうなこの注連飾り、新年を清々しく迎えるためにもぜひ飾りたいですね。
今年も11月1日より特設サイトにて受付開始。数量限定、先着順とのことなので、欲しい方は早めにチェックされることをおすすめします!
特設サイト:www.seimeijinja.jp/shimekazari/
(編集部)
画像提供:晴明神社
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