仕事柄たくさんのリリースを見るのですが、その中で極めて私的に好みが出てしまうものがあります。
そのあたりは副編集長の独断と偏見なのですが(笑)、どうにもみなさんにお知らせしたい、いつかは絶対泊まりたい、そんな素敵な宿がありました。
2015年5月にオープンしたての『こころの里 懐(かい)』です。
『こころの里 懐(かい)』は、兵庫県養父市特有の明治時代に建てられた3階建て養蚕農家古民家(築年数不詳 130~150年)を再生し活用した、但馬では初めての宿泊施設。1日1組限定で囲炉裏を囲んで薬膳料理が楽しめる、“健康志向”の古民家の宿です。
都会生まれのご夫婦が、お子さんの独立を機に92年に養父町に移住して田舎生活を送りながら、念願の古民家での宿を今年に開いたというエピソードも「応援したい心」がムクムクと湧きます。
何といってもご夫婦でスキーロッジで働きながら奥様がパン作りと薬膳料理を15年間修行したうえのオープンだというんですから凄い。
どこか昔の「懐かしさ」を思い出し、身体を癒すだけでなく、心を癒せる「こころの里」になりたいとの想いから屋号を「こころの里 懐」と決められたそうです。
山々に囲まれた静かで特別な空間で、小川のせせらぎを聞きながら、昔のまま再現した薪で沸かす2つの五右衛門風呂に浸かったあとは、囲炉裏を囲んで食べる美味しい薬膳料理がウリ。
さらに周りを気にせず、ゆっくりと過ごせるように1日1組限定と、なんともゼイタクなのにお値段はこのグレードにしてはお手頃。
これも驚きました。
古民家を貸し切れるので、まるで本当に“田舎暮らし”をしているような体験ができるのも素晴らしいですね。
やはり若い方は「薬膳」ってどうなんだろ・・・という人もいるかと思います。
「こころの里 懐」では、現状世代を超えて食生活の乱れや安心できる食材などの問題も多々あるなかでも、お客様が安心して泊まれる宿を目指し、薬膳料理にこだわっているとか。
薬膳=漢方みたいなイメージでいる方、違うんですよ!もうこのメニューを見ただけで、お腹が空いてしまう、そしてカラダが喜ぶことが分かるメニューが並んでいます。
また、5月にオープンしてから、「薬膳は美味しくなさそう」というイメージが払拭されると評判で名物となった薬膳パン。
自前のパン工房で予約分だけ焼き上げているのだそうです。
当面はネットショップなどでの一般販売の予定はなく、ここでしか食べられないこのパンを楽しみにリピート宿泊する方も多いほどの人気。なんたって奥さんの15年の情熱がこもっているんですから、これは食べてみたいですよね。
さて、最後に気にな宿泊料金ですが、1階の4部屋全て貸し切りで時期により1泊2食付きで一人15〜6,000円(税別・子供は1〜11,000円)。
定員は、2~6名(洋室6畳でツインベッド2名定員。和室7.5畳で4名定員。)
チェックインは15時ですが、翌日ゆっくり過ごせるようにチェックアウトは12時という嬉しい心遣い。
なかなか関西に行く機会がありませんが、こんな旅館が日本中にできてくれたら、その取材旅を連載で続けてみたい。。
みなさんのお近くにもこんな宿があればぜひ教えてくださいね。
副編集長Y
参照元:
「こころの里 懐」オフィシャルサイト
同Facebookページ
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